指導ナースの本当の役割
こんにちは、プチマッチョナースのぐっちです。
看護師の教育制度はプリセプター制、コーチ・サポーター制など病院によって呼び方は違いますが、だいたい似たようなものではないでしょうか。
新人1人に対して先輩が1人ついて、ペアになって教育をする制度になっていると思います。
先輩はいわゆる指導ナースの立場になるのですが、僕の病棟における指導ナースの方々の役割が本来あるべき姿とは違うのではないかと違和感を感じるときがあります。
なので今回自分が考える指導ナースのあるべき姿をまとめてみたいと思います。
【目次】
〘よくある光景〙
僕自身転職して現在3つ目の病院に勤めています。3つの病院で共通しているのが新人たちが指導ナースに対してビビりまくっているということです。
指導ナースが高圧的な態度で新人に接していて、指導してあげてる感を出しながら関わる方が多くみうけられます。
新人で知識が浅いのをわかっていながらで質問攻めにしたり、なんでなんで攻撃で新人はタジタジ・・・というような光景、皆さん心当たりがあるのではないでしょうか?
また本人が目の前にいるにも関わらず『もうフォローするのしんどい』などを平気で口にしてしまう方も・・・
意外と病院ではありふれた光景ではあるのですが、これって本来あるべき姿なんでしょうか?僕はそうではないと思います。
〘本来あるべき姿〙
指導ナースの本来の仕事は
後輩を心理的にサポートし、効率よく1人前になれるように共に頑張る
だと僕は思います。
自分が新人のときに失敗したこと、怒られたことなどを的確に伝えて、自分と同じ失敗をしないようにサポートする。
勉強の方法を教えたり、病棟での人間関係を築くきっかけを提供したりすることも指導ナースの役割だと思います。
指導ナースのほうが知識もあり、仕事ができるのは当たり前です。
このことで新人ナースに対し上の立場を見せつけて威圧的な態度をとっていては良好な関係は生まれません。
ではなぜ多くの指導ナースがそれをできないか。 答えは『自分たちがそのようにされていたから』だと思います。
怒ったり、厳しくしたりすることが当たり前、むしろそう接するべきだと思っているからです。
そしてそれが度を過ぎると教育という名前を借りたいじめのようなものになっていると感じることがあります。
本来であればうえに述べたように先輩・後輩が二人三脚で一緒に成長していくことがあるべき姿だと僕は思います。
〘そのためには〙
上で述べたような理想とする指導ナースの役割が果たされるにはどうしたらよいか。後輩を一人ひとり大切に育てていくしかありません。
指導ナースからいい関わりをしてもらった新人ナースは、自分が指導ナースの立場になったときに必ずいい関わりをします。
それは、自分がしてもらったから。結局良くも悪くも、自分が先輩にしてもらったようにそのまま後輩にするのです。
理想論すぎるという意見もあると思いますが、新人教育は人を育てることです。理想をもって語られるべきです。
〘まとめ〙
僕が思う指導ナースの本来のあるべき姿についてまとめてみました。
新人に厳しくするのはやめて、ぬるま湯で育てようという意見ではありません。新人ナースに必要以上にプレッシャーをかけて、仕事以外で精神的に削るのはやめましょうということです。
新人時代に面と向かっていわれたこと、されたことは本当に忘れない。
悔しいことも、嬉しいことも。
良好な関係の中育てた新人ナースは、きっと成長してあなたを助けてくれる日が必ず来ることを忘れてはいけません。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
ぐっちでした!!