新人看護師はスルースキルを身につけよう
こんにちは、プチマッチョナースのぐっちです。
先日1年目の新人が、担当のプリセプターに猛烈に怒られている場面に遭遇しました。
聞き耳を立てていると先輩が言っている内容は確かに正しいけど、そこまで怒って伝える必要もないのでは・・・と思うものでした。
怒られた1年目はガック落ち込み、その日の勤務中はずっと元気がなかったです。
「あまり気にしなくていいよ」と声をかけてもショボくれる1年目。
こんなとき、彼女がスルースキルを持っていたら状況は違ったと思います。
負の感情に引きずられず、必要以上に落ち込まないためにスルースキルを身につけましょう。
【目次】
〘スルーする力=スルースキル〙
スルースキルを初めて聞く人や、何となくわかる程度の人のために言葉の定義をしておきます。
スルースキル
批判、荒らし、煽りなど、不快感を催す物事に遭遇した時も、感情的に反応せず、冷静さを保つことのできる能力を意味して用いられている語。スルー力ともいわれる。 出典:実用日本語表現辞典
簡単に言うといやな物事に直面しときに冷静に判断する力のことです。
〘スルースキルを身につけるメリット〙
①精神的に安定する
看護師の仕事はストレスの多い仕事ですが、新人時代一番のストレスが先輩からのプレッシャーなのではないでしょうか。
とくに気分屋の先輩や、感情をあらわにして指導してくる先輩が自分のプリセプターの場合そこから受けるストレスはより多いと思います。
しかしスルー力を身につけることによってストレスは軽減できます。
先輩が言っている内容はよく聞くと、ほとんどが正論で間違っていないことが多いです。
だから先輩の機嫌や感情はスルーして、言われた内容だけに集中する。
こうすることで相手から向けられる負の感情にひっぱられて精神的に疲れてしまうのを避けることができます。
②人とのトラブルがへる
たまに相手からイラっとすることをいわれたり、いやみを言われる機会ってありますよね。
ここで売り言葉に買い言葉で反論するとトラブルになったりします。
スルースキルを使って感情的になることなく相手の負の感情をスルーすることでトラブルを避けることができます。
③相手が言っていることの本質がわかる
特に新人指導の場面で感じるのですが、先輩看護師はとてもいいことを言っているのに感情的に伝えてしまうせいで、本質が新人に伝わっていないことが多いです。
新人はどうしても先輩の機嫌が気になる生き物です。
しかし先輩は変わらないので、新人側が変わるしかないのです。
スルースキルを身につけることで先輩の感情ではなく、発言内容に自分でフォーカスをあてて指導を受けることができるようになります。
つまり先輩が言いたかったこと、伝えたかったことに集中できるようになります。
〘スルースキルを身につける方法〙
・まず感情を抑える
ネガティブな出来事に直面したらまず感情的にならないように注意します。
特に相手がいる場合、相手の感情に引っ張られてはいけません。
常に冷静で感情のブレが出ないように意識してください。
・相手の気持ちを想像してみる
相手が怒って何か言ってきたとします。
その際ほんの少しだけ相手の気持ちを想像してなぜ怒っているのかを想像します。
もしその怒りの原因が自分でなくて、ただの不機嫌や理解しがたい理不尽な怒りだった場合は相手の感情はスルーの対象です。
感情と発言内容をきっちり分けて考えましょう。
・客観的にとらえる
冒頭で説明した僕が出くわした新人看護師とプリセプターのやり取り。
客観的に見たら新人看護師が言われすぎていると誰でも判断できる状況でした。
しかし当事者はそうは思えませんよね。
とはいえ自分の置かれた状況を客観的にとらえることができたら、新人看護師も精神的ダメージを小さくできるようになるはずです。
ものごとを俯瞰(ふかん)する力は人の余裕を生みます。
・考え込まない
とにかく考え込まないことが一番大事!
考え込んだり悩むと人は前に進めなくなります。
時には「まっいいか!」とおもう。
これが究極のスルースキルですね。
〘スルースキル=我慢ではない〙
間違えてはいけないのはスルースキルでスルーすることは我慢とは違います。
スルースキルはどうでもいいこと、自分の感情を乱すものに対処する力であって、自分が納得できないことやおかしいいと思うことに対しては自分の意見をきっちりと相手に伝えるべきです。
〘スルースキル診断〙
10個の質問に答えるだけで自分のタイプがわかるのでぜひやってみてください。
大きく外してはいない気がします。
スルースキル診断
http://mirrorz.jp/article/through-skill/
〘まとめ〙
スルースキルについてまとめました。
スルースキルこの記事を読んだから、たった今から身につくというものではありません。
スキルと言われるものですから長い時間をかけて少しずつ磨いていってください。
そうすればストレスに強く、大人な自分になれると思います。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
ぐっちでした!!