ナースマンのふんばり

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呼吸法を変えて疲れない体を手に入れる

 

スタンフォード式 疲れない体

スタンフォード式 疲れない体

 

 こんにちは、プチマッチョナースのぐっちです。

 

ナースの仕事は基本立ち仕事で、さらに患者さんの体位交換などで体、特に腰を酷使しています。あなたや同僚の方の中にも腰痛持ちの方はいませんか?

僕自身、体調が悪い時はまず腰が痛くなります。

そこで今回この本を読んだので学んだことをまとめたいと思います。

 

この本で学んだ呼吸法をマスターし、腰痛を解消して疲れない体を手に入れましょう。

 

【目次】

〘疲れ=疲労とはなにか〙

本書では

疲労とは「筋肉と神経の使い過ぎや不具合によって体の機能に障害が生じている」状態のこと。つまり、筋肉だけでなく「神経のコンディションの悪さ」が疲れを引き起こす。

 と紹介されています。

 

要するに体だけでなくて神経=頭も疲れますよ、ということです。この本では特に神経の疲れに注目しています。体の疲れによって人間の姿勢は悪くなる。そうすると体のバランスを取るために、腰に負担がかかり腰痛が出てしまいます。

 

悪い姿勢のまま体を動かし続けると脳(中枢神経)から体の各部位(末梢神経)を動かす指令がスムーズにいかず、神経も疲れる。神経のコンディションが悪くなり、私たちは疲労を感じます。

 

では疲れない体にするにはどうすればいいか。呼吸法を変えるのです。

本書の一番のエッセンスであるIAP呼吸=腹圧呼吸をマスターするのです。

 

〘腹圧呼吸をするとなぜ疲れない体になるのか〙

腹圧呼吸とは腹式呼吸とは違います。息を吸うときも吐くときもお腹を膨らませたままにします。そうするとどうなるか。お腹の中の圧力(腹腔内圧といいます)を高く保つことができ、お腹の中の圧力で体を支えることができます。

 

つまり筋肉で支えていた体を、お腹の圧で支えることによって、体を支えるエネルギーが少なくなり、疲れないという理論です。

 

イメージしにくい方はあかちゃんの体を思い出してください。

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みんなお腹でてますよね。筋肉のない赤ちゃんはお腹の圧で体を支えています。

お腹の圧で体を支えることで姿勢が崩れにくくなり、体の疲れと神経の疲れを最小限にすることで疲れにくくなるということです。

 

〘IAP呼吸=腹圧呼吸のやり方〙

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上の図を参考にやってみてください。息を吸うときは腹式呼吸と同じでお腹を膨らまします。ポイントは息を吐くときです。息を吐くときもお腹を膨らませたままにする。お腹の圧を保ったままにするイメージです。

腹式呼吸に慣れているので初めは呼吸が浅くなったり、うまく息が吐けないと感じるかもしれませんが練習あるのみです。

お腹を膨らませたまま呼吸することが腹圧呼吸です。

 

〘まとめ〙

疲れない体、それは腹圧呼吸をマスターしてお腹の圧で体を支えるということです。

人は呼吸を1日に3万回すると言われています。慣れないことですが、ぜひマスターして疲れない体を手に入れましょう。私たちがあかちゃんの時にできていたのですから、すぐにできるようになります。

 

どうしてもできない方。常に腹圧呼吸をする必要はありません。寝る前の2分間だけでも効果はあります。寝る前に意識して腹圧呼吸をすると、ゆっくりとした横隔膜の動きで副交感神経が優位になり質の良い睡眠の手助けをしてくれます。

 

またナースのみなさま!患者さんの体位交換のときはぜひお腹を膨らまして、腹圧を高くして体位交換しましょう。腰への負担が全然違います。腰は消耗品。自分の体、90年近く使うものです。大切に使ってあげましょう。

 

最後まで読んでいただきありがとうございました。

ぐっちでした!